京都 南座 「まねき」
南座は祇園のシンボル。
京都で育ち、数えきれないくらい通った場所だと思います。
毎年恒例の「まねき」が上がっています。
この「まねき」の意味を初めて知りました。
「まねき」は顔見世興行に出演する役者の名前を書いた看板のことで、
なぜこの時期に出すかというと、
江戸時代に、歌舞伎役者の契約が年俸制で旧暦11月から翌年10月までの1月の契約だったとか。
そのため、現在、毎年11月初めに各座の新たな顔ぶれが口上を述べることを「顔見世」と称され、
11月25日前後の期日に「まねき」が上がるそうです。
まねきは厚さ1寸(約3センチ)、長さ1間(1.8メートル)、幅1尺(約30.0センチ)のヒノキの板で、
南座独特の勘亭流の字が使われているそうです。
「大入りになるように」と縁起を担ぎ、隙間なく内側にむかってかかれているそう。
意味を知ると、より楽しい京都です。